リフォームと新築の違い

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リフォームとはあくまでもすでに建っている建築物の一部を改装するものです。しかし、リフォームに関するさまざまな問題点が報道されてきたりするのを見ると、ひょっとしたらいっそ新築に建てなおした方がよいのではないかとも思えてきます。思い切って新築してみるというのも確かによいのですが、リフォームにはリフォームならではのメリットがあります。
まずリフォームのよいところは、再利用によるムダの抑制です。新築の場合は材質を一から準備してくる必要がありますが、リフォームの場合はまだ使える柱や梁の材質を利用します。これは建てなおすときに比べて材料費コストや移動コストなどを抑えることができるため、費用的に得を生むことができます。
またリフォームをする場合、法律上の優遇を受けることができます。優遇は新築以上である場合も多く、役所への届出もかなり簡略化できます。建て替え同然の大規模リフォームではなく、家屋の一部のみを改装するような場合であれば、届出そのものが必要ないとされる場合もあります。(状況や条件によるので、事前に確認をしてください)。
何よりもリフォームの良い点は、住所が変わらず、生活スタイルをそれほど大きく変更することなく利用を続けられるという点です。リフォームが必要となるまでには少なくとも数十年の居住期間があるでしょうから、その間に築いてきた人間関係や地域関係は金額などではかることはできません。家族の歴史を引き継ぎつつ、新しい生活をはじめることができるのがリフォームなのです。