リフォームと健康トラブル

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リフォームをするときに、間取り以上に気にしておきたいのが、使用される材質についてです。特にこれからリフォームを行う人には、できるだけ「エコ住宅」を心がけてもらいたいところです。地球に優しいエコ住宅とまではいかなくても、最低限そこに住むにあたって健康被害が生じないような住宅を造りましょう。
リフォームの失敗例としてもよく見かけるのが、せっかく家を新しく建て替えたのに、自分や子供の健康状態が非常に悪くなってしまったために、引越しや再度の建て替えを余儀なくされてしまったという例です。近年ようやく重大な問題として意識されるようになってきましたが、新しく開発された住宅用の材質の多くには、おびただしい有害化学物質が含有されていることが多く、長年それらに囲まれて生活をするということは、ただちに生命の危機に関わる深刻な問題です。
そのような事態を避けるためには、業者の選定時には過去に訴えなどを起こされていないかや、廃材の処理について適切な免許などを所持しているかなどの確認をしておくことが大切です。外部からチェックを受けてみることもよい方法でしょう。
エコ住宅とは、家の材質にリサイクル材や天然物質のみを使っているという住宅のことです。ですがこれも実際は家の中のほんのわずかな部分がエコ材質というだけであって、概ねは化学物質を含む家材を使っているような悪徳業者もいるので充分な注意が必要です。健康な家づくりのためには、適切なアドバイザーを見つけておくとよいでしょう。