リフォームと近隣トラブル

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リフォームに関するトラブルの中でも、こじらせるとかなり深刻化する傾向にあるのが「近隣とのトラブル」です。リフォームでは当然ながら建物の解体工事を行う必要があるため、地盤が崩れたり隣接する建物に廃材やホコリなどが飛ぶといった事態が起こります。庭のある一戸建ての場合はそうでもないかもしれませんが、これがマンションなどの集合住宅の場合は、近隣に全く影響を与えずに行うことははっきりいって不可能です。
長期に渡る大掛かりなリフォームの場合では、相当のストレスを近隣の住民に与えるのだということをあらかじめ理解しておきましょう。面倒なのはそのようなリフォーム工事を行なっている最中には、実際の住民となる人は現場にいないということです。そのため、周囲の人が実際どれほどの迷惑を感じているかどうか全くわからないまま工事が進んでしまうなんてこともあります。
リフォームを行う住宅の人は、工事が始まってからはできるだけ何度も現場に足を運ぶようにし、工事が適切に行われているかどうかを確認するとともに、近隣にどの程度の影響を与えているかも肌で感じておくようにしましょう。壁を崩したり削ったりするときには大きな騒音や振動が生じますし、ホコリやチリの量も尋常ではありません。
もし事前に周囲に迷惑がかかるであろう時間帯や期間がわかっているようなら、組合などを通じて早目に通告をしてもらうようにしましょう。そしてできるだけ施工業者の責任者とともに挨拶に回るようにし、のちのトラブル発展を避けるようにしておきましょう。